質権(しちけん)は、債権の担保として質権設定者(債務者または第三者)から受け取った物(質物:不動産でも動産でもよい)を質権者(債権者)が占有し、その物について他の債権者を差し置いて優先的に弁済を受けることができる権利。抵当権と同じく約定担保物権で、目的も抵当権と共通するが、占有の移転が要件となる点で抵当権と異なる。
安城市
愛知県にある市。
1906年に碧海郡安城村と周辺8村で町制を施行、1952年に愛知県で13番目に市制を施行した。毎年夏には安城七夕まつりが開催される。
明治時代の明治用水の開通により大規模な開墾が行われ、農業の先進的な取り組みが行われたことから、1920年代から1930年代にかけて、農業先進国のデンマークになぞらえて日本デンマークと呼ばれた。現在は、名古屋市や豊田市の衛星都市であり、自動車工業を中心とする機械工業が盛んである。
地名は安祥→安静→安詳→安城と変わったという。存覚の袖日記によれば、1255年に朝円が親鸞の肖像画を書き、参河国安城照空房が所蔵していた。これが安静御影(安城御影)と呼ばれることから、既に鎌倉時代初頭には安静と呼ばれていたことが分かる。
刈谷市
愛知県の西三河地方西端に位置する市。
境川を挟んで尾張地方と接している。豊田自動織機、デンソー、トヨタ紡織、トヨタ車体、アイシン、ジェイテクトといったトヨタグループの主要企業が軒並み本社を構える自動車工業都市である。
江戸時代には土井氏二万三千石の城下町であった。 現在はトヨタグループ主要企業の本社・工場が集まる日本有数の自動車工業都市であり、トヨタ自動車発祥地のひとつとされる。デンソーやアイシン、豊田自動織機などトヨタグループ主要企業の本社が多数存在する。
2018年時点では愛知県で10番目の人口を有する。2015年度の昼間人口比率は123.1%であり、名古屋都市圏の中心市の1つに指定されている。
市章は存在するがアルファベットのKを図案化したシンボルマークが別に制定されている。
旧三河国の西端に位置し、三河国と尾張国との国境だった境川が市の西端部を流れる。この川に沿って市域は南北に長い形をしており、南北最長は13.2キロメートルとなっている。市域は海抜10メートル前後の平坦な土地であり、郊外には田畑が広がっている。